シロ君物語5
- 1.シロ君がやってきた
- 2.シロ君が看板犬になった日
- 3.愛ちゃんとシロ君
- 4.看板犬のお仕事
- 5.シロ君の最期
5.シロ君の最期
シロ君の様子がおかしいと分かったのが2017年10月頃でした…
病名が分かるまで、検査や色々なお薬、注射も頑張りました。 検査の結果、肝臓ガンだと分かりました。
ご飯も食べてくれなくなり、お水も飲まなくなってしまいました。スタッフの力でお水を飲ませたり、流動食にしたりしました。シロ君が好きそうで食べてくれそうな物を探してくると、気持ちを分かってくれたのか、一生懸命食べてくれました。
そんなしんどい中、パトロールは欠かさず、力を振り絞って歩き、毎日シロ君は休むことなく仕事をしてくれました。
段々とお腹が腫れているのが分かるようになり、顔は痩せてきてしまいました。この時、スタッフはもうすぐシロ君のお誕生日があったので、迎えられるのか不安でした…
ですが、シロ君13歳のお誕生日を迎えました!シロ君の大好きな鹿肉でお祝い。物凄く喜んで、笑顔まで見せてくれました。
その後は、完全に寝たきりになってしまい、毎日スタッフが順番に介護をしました。この頃、シロ君がパトロール出来なくて、カラスが霊園に毎日イタズラをするようになりました。シロ君が霊園を守ってくれていたのを改めて実感致しました。
そして、とうとうお別れの日がやって来ました…2018年7月16日午前9時頃、スタッフの腕の中で、スーッと息を引き取りました。最期は沢山のお花と、大好きな食べ物に囲まれて虹の橋へ…
シロ君が居ない日々に、愛ちゃんもスタッフも寂しく、只々時間が過ぎていきました。そんな中、シロ君の墓地が完成しました。シロ君に似た像が建った立派な墓地です。49日にはスタッフの皆で納骨しました。
沢山のお子様を見守り、お客様を癒し、私達スタッフにも色々と教えてくれたシロ君。今でも霊園を守ってくれているのか、カラスがイタズラをしに来なくなりました。いつも側に居てくれているのを感じています。シロ君ありがとう!大好きだよ♡